拝啓加藤文太郎 兵庫縦断176kmスピードハイク2019年に初参加して「もうこんなんやらへん!」という思いでいたんですが、その後スタッフの方と知り合う機会があり、コロナ中断を挟んで再開された昨年はボランティアスタッフとして参加しておりました。そこでゴールする皆さんやその参戦記を見るにつけて、「やっぱりあっち側に行ってみたい」と思うようになりエントリー。今回はサポートランナーを拝命したので、自身がサポートされずに完走することを目標に、無事あっち面に堕ちてきました。5/3正午、和田岬の三菱重工正門前からスタート。ほぼ最後尾から出発し、神戸の街中で車や自転車、歩行者を避けるために声掛けしながら高取山。CP1の妙法寺のローソンを過ぎてからは白川への長い登りですが、みんな走る走る。頑張って付いて行くけどまだ先があるし、歩きを入れながら信号で追いつく感じで進む。それにしても暑い。汗が凄くて持って行った水がどんどん減っていく。たまらず押部谷のローソンで1L買って、500mL一気飲み。日吉神社の辺りで前回途中まで一緒に走ったノブりんと純ちゃん(て、僕がそうお呼びして良いのかな?)の私設エイドでコーラとピノ。助かりました。ここまでは5~6人のグループみたいになってたけど、三木山を下って末広のファミマで補給した後は一人になりました。小野の河川敷から加西の市街地はずっと一人。だんだん日が暮れてきて心細くなったり、思ったように脚が動かない情けなさがこみ上げてきたり。加西SAの手前でSさんに追いつかれたので一安心と思ったら、次のCP3でリタイアするとのことで先に行って貰いました。ちょっと複雑そうだったけど大丈夫だっただろうか。すっかり日の暮れた加西SAでトイレを借りた後は少しの物音にも怯え、本当に心細くて泣きそうでした。CP3福崎からは本格的に田舎道に入っていくので、誰かと一緒に走りたいところ。偶々居合わせたNさんとご一緒させていただけました。生野峠や建屋への登りを走りながら、「早よ歩け早よ歩け」と念じながらもなかなか脚を止められない(なおNさんもそう思っていた模様)。でも時々茂みから聞こえてくるガサガサって音はあんまり怖く無い。流石に斎神社のエイドで疲れがピークに達したので少し滞留。暖かい豚汁に大盛ラーメンにビールをいただき、CP4生野のローソンで買ったロールパンにロイヤルポールを突き刺して食べまくり。今年も変わらず胃腸は絶好調。燃費最悪。この斎神社のエイドはコース最大のコンビニ砂漠にある唯一のオアシス。僕も昨年明け方までお手伝いした所なんですが、川に向けて山から冷気が降りてきてめちゃくちゃ寒いんですよ。僕は寝袋を体に巻き付けてましたし。今年もありがとうございました。長々滞留したのでNさんや後から来られたTさんにも抜かれ、1時間ほど歩き。これ以降は休憩すると身体が固まってしまい、温まるまでしばらく走れなくなりました。養父インター手前で明るくなってきて、琴弾トンネルを抜けたら陽が出てました。2日目も暑くなりそうだ。既に日焼けやスレで体の表面があちこち痛い。朝の散歩の人たちに挨拶。行き先を聞かれて答えたら「加藤文太郎じゃねぇだろうなぁ?」と返された。流石有名人。こうやって話しながら歩くと、休憩と気分転換になって良いね。CP5関宮のローソンへの手前でTさんを抜いて、ローソンに着いたらNさんは出発寸前。僕は優雅にモーニングコーヒー。こぼして床拭いたけど。で、ゆっくりしてたらTさんにも置いてかれた。出発後はずっと登り基調なのもあって但馬トンネルまで全歩き。気温もどんどん上がり、笠波峠を登り切るまでで水分が尽きてしまう。喉が渇くというより、口の中が乾いてヒリつく感じが続いてました。村岡のナカケーは開店前、ドラッグストアは開いてたけど、もうファームガーデンが見えてるし行っちゃえ。でファームガーデンエイドはTさんと一緒に到着。今年は無理と聞いていた矢田川走友会さんが設営してくれてました。早速頂いたキンキンのビールが胃に痛いぐらい。葡萄が美味しい。ピザを焼いてもらってる間にビールをもう1本。隙あらば文太郎(日本酒)を注がれそうになるのを必死で自制し、水も補給してもらって出発。ありがとうございました。トンネルを2本抜けてCP6、和田の7-11。柤岡への上りに備えて冷たい蕎麦と最後のポールウインナーぶっ刺しパンを補給。2時間近くかけて柤大池まで歩き、熊が出ると聞かされていた湯村カンツリーまでをビクビクしながら行けば、あとは下るだけ。って思ってたのが間違い。下りがいつまでたっても終わらない。このカーブを曲がったら終わりかと思ってもまだまだ。脚が終わりました。やっとのことで湯村の温泉街に降りてきて、迷わんように注意してたら"←CP7"の看板。足軽会の方がエイド出してくれてる!いや助かりました。エイドに着いたらNさん、Tさんがおられ、「来ると思ってました」ですって。何カッコいい、惚れてまうわ。あとは平坦な道をラスト10km。走る気力も無くなってファミマに寄ったらサクラビールがまだあったので購入。飲みながら歩いてました。何の気なしに残りのルートを確認すると、あと6km、時計は14時を回った所。急げば14時台、27時間以内でゴールできる。そうと知れたら何故かスイッチが入ってしまい、ここ一番のスピードで走りました。栃谷トンネルの手前でTさんを見つけ、側道に入るTさんを横目にトンネルを通過。一気に浜坂の町まで。浜坂の町からゴールまでは迷ったけど、14:46に無事ゴールしました。前回が30時間半だったから、4時間近く短縮してました。スタッフの方々、三連休の中日なのにエイドを出してもらった走友会、足軽会の方々、そして抜きつ抜かれつしたNさん、Tさんはじめ参加者の方々、サポートされまくりでの完走でした。ありがとうございます、そしてお疲れ様でした。なおその後はゴールでのお手伝いと称してひたすら飲み食いした結果、身体中が浮腫んで体重が4kg程増えております。本日は午前中だけ仕事してましたが、靴が入りません。
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GWの40時間を使って…拝啓 加藤文太郎兵庫縦断176kmスピードハイク神戸の和田岬から新温泉町の浜坂まで歩走ってきました!遡ること20年程前に、六甲全縦公称53km/1day、立山から槍穂の縦走100km弱/7days、春の剱岳で19時間行動はしたことがあったけれど176kmって⁇Trans Japan Alps Race415kmの記事を読んでいて、時間はともかく稜線走るのいいなぁ〜と妄想していた矢先に、教えてもらった「かとぶん」。いつものぼっちランだと確実にめげる ⤵︎けど、80人も同志がいるならもしかしたら…と参加を決めました。ランナーもスタッフの方々も色んな意味(physical, mental, luck, character, alcohol?)で強い人がたくさんで、スタート前からゴール後まで、助けられ、励まされての2日間でした。感謝感謝 帰りはお腹がすいたのと、限界を越えた足が痛すぎて駅までの1kmを1時間かけて歩き(笑)加藤文太郎氏のお墓を参り、朝市婦人会や町歩き案内所で栃餅、親子丼、とうふプリンを購入し、新しい餘部鉄橋鉄橋にワクワクしたり、城崎温泉で足湯寄り道をしながら楽しい鉄道旅 を楽しみました♪道中写真はほぼ撮っていなかったので、いただいたものを使っています!
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GWの中盤、5/3〜5『拝啓 加藤文太郎 スピードハイク(通称かとぶん)』に参加して来ました。備忘録も兼ねて残しておきます。(スミマセン長文です)と、その前に・・・。先月遂に還暦 を迎えました 。人生の節目を前に「いつかやりたい」と思ってるだけじゃ「いつか」は永遠にやって来ない、これ以上先送りにしていたら一生やる事ははないだろうなと考えて出走を決意、地元のランニング仲間のグッチさん、三宅師匠と共にエントリーしました。ご存知ない方の為に説明すると、このイベントは早逝の登山家 加藤文太郎を偲び、彼が一時勤務していた和田岬の三菱重工から故郷の新温泉町まで48時間以内に176km辿るレースです。職場が和田岬なので、第一回の時から勝手にご縁を感じていたのも理由の一つ。 当日、受付のある和田岬三角公園で友だちや知り合いとワチャワチャして三菱重工正門前よりいよいよスタート。一緒にエントリーしたグッチさんはサポートカー担当。申し訳ないやらありがたいやらだけど、彼のサポートがなければ完走出来ていたかどうか 。補給のみならず、荷物の搬送、スマホの充電、所々道案内までしてくれました。最初は常に視界に誰かがいたのに北条駅過ぎた辺りからほぼ一人。それでも道が分からずウロウロしてたり間違った方向に行こうとしたら、ベテランランナーさんが現れ「お〜い、そっちちゃうぞ〜」と叫んでくれたりまるで救世主 。ホンマありがたい 夜通し進む人もいるけど夜は寝たい性分なので一日目は鶴居駅、二日目は村岡ファームで仮眠を取りました。これが大正解!!3時間程寝るだけで身体がリセットされる。しかし夜1人だとちょっと不気味なエリアもあり、特に中国自動車道沿い加西SA付近の道、市川ゴルフ場、但馬トンネル手前の畦道は出来れば夜1人は避けたい。日本が安全な国でホンマ良かった 。生田インターから養父エイドまで、斎神社エイド以外にトイレは皆無。お花摘みやむなし地域です。夜はともかく真昼間で田んぼしかない所が多くホント焦った 。道中、たくさんの人から声を掛けられました。「さっきからよぅさん走ってるけどどこ行くん?」と聞いてきた農家のおじさん、「何の大会?」と話かけて来て暫く並走した地元のジョガー、「まだまだ長いよ、気を付けて」と言ってくれた交通費整理のお兄さん、マンションのベランダからエールを送ってくれた女性。かとぶんを知ってる人も知らない人も応援してくれるのが嬉しい 。ゴールしたのは3日目の5/5 9時ジャスト。かなり前にゴールしていたまぁこちゃん、最終日サポカー要員に回ってくれた福西さんと原ちゃんが出迎えてくれました。道中知り合いになった関目んず(実は昨年夏に宮島ですれ違っていた)もかなり前にゴール。今回天気に恵まれたのもラッキーだったけど、他の要因を考えてみると・・・・練習の積み重ね(四月は過去最長の355kmクリア)・アスリートフード実践(昨年、川西のラン仲間サッチンの講座を受け実践。基本の「まごはやさしい」に発酵食品、果物、肉、卵をプラスしたアレンジ版で)・ストレッチ(股関節まわし)・睡眠 (GW始まってから毎日7〜8時間)逆にマイナスだったのは地図。gpxが落とし込めず紙地図を写メでスマホに入れたけど細かい箇所が分からず結局次のランドマークをGoogleで検索。川西に戻ってから師匠の奥様が心尽くしのお料理を用意してくださり三宅邸で打ち上げ。3日ぶりのお肉〜 。完走祝いのお花まで頂きました 。翌日もナマケモノ女子のランチ会、その後も川西キセラメンバーのサイゼ飲みに合流。次の日は完走と還暦をダブルでお祝いしてくれると言う会へ。似顔絵ケーキまで用意してくれて感激 。終わった直後から三日間で4つの宴、ホント仲間に恵まれてます。出走する前はきっと最初で最後だなと思っていたけど、想像以上に楽しかったのでまた来年も、今度は自力で走りたい。176キロ走った直後はお腹いっぱいだったけど、日常生活に戻った途端にかとぶんロス 。お風呂でボ〜っとしてる時、次回は逆走だからあそこで夜明かしして、あのポイントには何時に着いて…なんて無意識のウチにシミュレーションしていたり 。そんなこんなで還暦になってもまだまだ楽しいことしたいので皆さん遊んでやってくださいな
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【拝啓 加藤文太郎 兵庫縦断 176K スピードハイク】 =通称; カトブン 5/3-5、 “2023 カトブン(往路)” に参加。スタート:神戸•和田岬からゴール:浜坂海岸までの176kmを制限48時間内に走り 歩く 大会。 4年前の2019年(復路: 浜坂⇒和田岬)に初参加して完踏し、翌年に往路の完踏も果たしてコンプリートする予定だったがコロナ禍で中断。今回、3年越しに(往路)完踏してコンプリート  前回2019年の復路よりも約2時間遅れの36時間24分で 日付け変わった5/5の0時24分、暗闇の浜坂海岸•県民サンビーチに四人でゴール \(^o^)/ 主催の宮下さんを初めサポートスタッフの皆さん、道中ご一緒させていただいたランナーの皆さん、楽しい3日間ありがとうごさいました ∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼※コンビニがCP(チェックポイント)で、店頭に貼ってあるQRコードを読み取り通過記録を送信する。(コンビニで各自エネルギー補給)※公式エイドは後半の3箇所。①.斎神社、②.村岡ファームガーデン、③.湯村温泉いずれのエイドでも、温かいおもてなしに感謝 感謝 ※CP4(生野)からCP5(養父)に向かう途中(5/4の10時40分ごろ)、前方からカトブンランナーと思しき 集団がやってくる  120km近く走ってきた疲れと暑さで脳みそが朦朧としかけていたので、一瞬自分が逆走してるのかな と不安になった  な、な、何とサプライズ応援ランの旅ガラス御一行様ではあ~りませんかぁ   嬉しかったぁ ※村岡ファーム•エイド到着時刻が17:00を過ぎると単独夜間走行が禁止のルール。30分前に到着したので集団行動をとる必要はなかったが、進行速度が同じくらいの4人でグループ走 村岡の激坂上り、そして登り切ってからの湯村温泉までの下り坂、この区間が年寄りにとっては厳しかったぁ~
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拝啓 加藤文太郎兵庫縦断176k スピードハイク往路に参戦してきました。今年はチームくどーで 去年復路を完踏した際(一年毎に往路復路が繰り返されます)往復してコンプリートやで〜!って誰に聞いた??え??もうおかわりないてー と、じゅうぶんお腹いっぱいでしたが……新たなお友達も巻き込んで、今年は皆でゴールできました〜!そして第一回から参加のくどーちゃんも時間内ゴール!ほんとにほんとにおめでとうね 毎度の事だけど、もう睡魔が私をどれだけ苦しめるか 15分でも30分でも1時間でも、寝るつもりで準備して、何度も何度も横になってもそれでも寝れない私……ほんとにほんとに辛かった。でも皆、きっと何かしら、辛いんだろな………泣き言、言えない コンビニエイドではアルコール我慢して、公式エイド&私設エイドにてのアルコール提供ありがとうございました 思い返すと過酷過ぎる道中ですがその道中を加藤文太郎さんの気持ちや、くどーちゃんの気持ちや、皆の気持ち……そして、私の気持ちを、いっぱいいっぱい思い出深い時間を作っていただいた、この大会全てに感謝です。本当にありがとうございました 余談……最終チェックポイントの湯村ポケットパークまで来て後少し!の約10キロが遠くて遠くて 川沿いに見える景色に「あれ、鹿じゃない??」「沢山いるやん、こっち向いた〜!」「あれ、親鹿だよね〜!めっちゃおっきい〜!」実は全部岩でしたとさ(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)幻覚、恐るべし
 
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拝啓加藤文太郎スピードハイク和田岬三菱重工からふるさと浜坂へ孤高の登山家加藤文太郎の足跡をたどる兵庫県縦断176キロ完走しました 大会運営ボランティアお会いできた全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです リカバリーは比叡山ハイク鮮やかな緑の木々とツツジ癒されました
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カトブンはGW中の3日間開催。翌日も使い物にならない。普通の参加者は、家族サービスなんかを犠牲にしてスタートラインに立ってる。それだけでもかなりの事こなしてると思うのに、なぜそこまでして、こんな過酷な大会に参加するのか…足掛け7年。通算5度目の挑戦でした。ゴールしたとき思わず涙したのは、嬉しさもありますが、これまで幾度となく経験したリタイアの挫折感… 完走したものの、体調不良に伴う制限時間オーバー。誰のために何のためにこんな事してるのか?元々ロードは苦手でフルも走った事無いのに。クドーが出るならオレも私もと、先に完走を果たす仲間へのジェラシー。そんな事を考える自分が嫌になり、今回も後半充分制限時間に間に合うはずなのに何故か間に合わない気がして、同行仲間に「もう今回もダメだったら暫く出場しない!」と吐き出したり…そんな状態を打破するには、何の後ろめたさも無い「完走」をしなければ。そうでないとまた人のせいにしたり、得意の言い訳を考えたりしてしまう。でももう往路はパス出来たんです。本当に安堵しました。で、思わず泣けてしまったのでした。カトブンに出会えて良かった。でないと、こんないい人達と知り合えなかったんやし。又、自分の可能性がこれほどやとは気付かなかった。来年、リバースに挑戦します。
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兵庫県が生んだ偉大な登山家(六甲全山縦走を始めた加藤文太郎氏)に親愛と敬意を表し48時間の旅を楽しむ大会✨
5月3日 12時にスタート!
42時間で無事にゴールしました!
昨年に続き2度目のチャレンジ!
前回ゴールして『やったー!完走できたー!』で終わるはずが「カトブンは往路・復路両方をコンプリートして初めて完走だよ!」とレジェンド方に言われまさかの今年も挑戦することに😱笑
今年は瀬戸内海神戸の[和田岬]をスタートして
日本海の[浜坂]を目指すコース(地図参照)
Hawaiiから帰国後中4日での挑戦!
しかもここ半年間は身体もまともに動かせていないので今回はとにかく完走だけを目標にもがき苦し楽しむことに😤笑
レースがスタートすればもちろん其々が自分との闘いですが
この大会には『夜間単独走行禁止区域』の区間があったり(熊や猪などの危険)
コレだけ長い距離になると其々が調子の良い時もあれば悪い時もある(二日間寝ずに歩き続ける!いや、歩きながら寝る→少し幻覚見る)笑
そんな時に、声を掛け合ったり歩みを共にしたり、仲間がいてこそ頑張れることも実感でき、今回もまた一生の忘れられない思い出ができました✨✨
こんなにマニアックでロマン溢れる大会があることを教えてくれたKudoさんありがとう‼️
そして心からおめでとう🥹🥹
主催者の宮下さんをはじめスタッフの皆様、エイド、サポートなど長時間にわたりお世話くださった皆様本当にありがとうございました🙇‍♀️
応援してくださった皆様ありがとうございました💕
そして昨年サポーターをしてくれた得さんが今年は選手で参戦するため、自らサポートをかって出てくれた夫にも心から感謝です☺️
細かい決まりは一切なく全て自己完結型のユニークでマニアックな素晴らしい大会。興味のある皆さん如何ですか⁉️😁
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今年のGWはカトブンに参加してきました。正式名称は「拝啓加藤文太郎兵庫縦断176Kスピードハイク」です。伝説的な登山家の加藤文太郎さんをリスペクトした大会で、勤務先の神戸から実家の浜坂まで歩いて帰省した事をたどる旅です。176Kを48時間制限なので、走っても良いですし、歩いてでも辿り着ける計算です。今回が6回目となり、年ごとに神戸→浜坂、浜坂→神戸を繰り返し開催し、今回は神戸→浜坂ルートです。5月3日の12時に神戸をスタートし、5月5日の12時までに日本海側の浜坂にゴールすればOKです。
実は一昨年からエントリーしているのですが、一昨年はコロナで、昨年は仕事の都合で参加できず、ようやく今年さんかできました。
しかしながらこのところ左ヒザの調子が悪く、整骨院で鍼灸をしながら調整してきました。そこで今回は歩きで176Kを制覇しようと計画しました。いつもの「走る診断士」チームから私を含めて5人で参加、しかも今回は全員が50代という陣容です。みなさん相応のペースで行くので、私は今回は完全一人旅のつもりで臨みました。
しかしながら176Kの行程を80名の参加者なので、すぐに誰も見かけなくなりコースがわかりません。一応7箇所のチェックポイントを通過して、浜坂のゴールに辿り着ければ良いのですが、序盤からコースロストを繰り返し、暗くなるとやっぱり一人旅は不安です。おそらく早々に最後尾となっていたようです。
しかし、CP2の小野市のローソンで、カトブン参加者を発見。4人のグループに声を掛けて一緒に同行させてもらうことができました。みなさんゆっくり歩いてのペースだったので、無理なく着いていくことができました。そしてさらに途中のコンビニで1名スカウトに成功し、6名体制で。途中ペースによってメンバーが減りましたが、なんとか中間地点のCP4の生野まで辿り着きました。生野では30分ほど仮眠を取り、この時点で4日の10時、ここからは同行してくれる方が1名の2人体制で後半戦に臨みました。
ここから次のCP5まで40K。途中唯一の公式エイドもありましたが、長くツライ時間帯でした。途中で先行していたメンバーが違うメンバーと一緒だった所に合流して、4名体制で進みました。メンバーが入れ替わりながらも励まし合いながら進みます。みんな初対面なのですが。CP5の養父までに1名リタイアを決意。なんとか一緒に行きたかったのですが、まだまだ先は長いので、無理強いはできません。ここからゴールまで3人体制で頑張りました。
しかし後半は難所続き。村岡あたりでは3人ともフラフラになってました。100K近くきてほぼ寝てませんので。村岡では地元の人たちの好意で私設エイド的な所があります。そこで30分ほど仮眠することにしました。しかしコンクリートの上でちょっと寒くほぼ眠れませんでした。ただ、目をつむっているだででもリフレシュできたのか、結局48時間中2回の仮眠だけでした。
村岡を過ぎれば最後の難所であるケビ岡峠。ものすごく登って、あとは延々下り坂です。ダメージの蓄積した足に下り坂はキツかったです。そして最終日の5日は気温が上がって暑くなりました。時間的に余裕があるかと思っていたのですが、ペースが上がらず大苦戦です。しかし、この時も同行者3名体制で励まし合いながら進みます。しつこいようですが3名とも初対面のメンバーですが、40時間ほど行動を共にしています。
ラストは私のガーミンも電池切れで動かず、時間はスマホで確認。距離も勘でしかわかりません。あとこれも初めての経験なのですが、重い荷物を背負って長時間寝ないで活動したせいか、体幹が左に傾いて戻らなくなってしまいました。萩往還ではこのようなランナーをよく見かけたのですが、実際自分がなるとは思いませんでした。
しかし、残り10k、5Kと進むにつれて、そんなことより早くゴールしたいと、黙々と進みました。最後はゴー地点がわからず、なかなかゴールできなかったのですが、なんかとか47時間12分48秒でゴール!最後はゴールテープがあるのではなく、QRコードでチェックした時間がゴールになります。完走証も手書きで自分の名前とタイムを書きます。
ラストはかなり朦朧としましたが、なんとかゴールできて一安心。そしてゴールの喜びと実感が少しづつ湧いてきます。
今回、初対面の方々と協力し合いながらやり切った充実感は半端ないです。ゴール後は健闘を讃えあいました。
しかし、カトブンは神戸と浜坂を往復して完了とか。来年は浜坂→神戸をゴールできるのかな。
とりあえず、今は足の痛みと、兵庫県を縦断した充実感でいっぱいです!
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第6回カトブン(兵庫縦断176km)スピードハイクに参加してきました。
スタートは神戸市の和田岬駅から南側の三菱重工神戸造船所からゴールは兵庫県新温泉町浜坂サンピーチまでの176km。
今回は約80名の参加者だと聞いてます。
6年半前の第1回往路完走、6年前の第2回復路は中間地点の生野でリタイア、5年前の第3回往路はUTMFの日程の1週間後なので参加せず、4年前、3年前はコロナで開催せず、2年前の第4回復路完走、昨年な第5回復路完走、今年の第6回往路完走となりました。
これで5回挑戦して、往路復路ともに2回ずつ完走出来たので、今回で卒業かなと思ってましたが、僕よりも高齢の方が数人完走してるのを見てしまい、来年も挑戦することに決めました(笑)
今年の目標は、自分なりのコース研究したので、予定通りのコースを通り、ヤマレコにログを残すことでした。
そのために、スマホでの写真はほぼ撮らずの作戦でした。
また、出来るならば夜間走は初日の11時間分のヘッドライトで行けるかもと思ってましたが、当日朝、不安となってリチウムイオン電池を1個とモバイルバッテリーの余分を追加して、途中着替、ゴール後の着替、雨具上下、薬類、行動食、水、洗面道具などを入れてザックの重さは約5キロとなってしまいました(泣)
ザックに詰める荷物準備は1月前には全部詰めて、2週間前には、ザック自体を軽量仕様に変更して、忘れ物が無いこと、余分なものを入れないことで準備万端で挑みました。
練習の方は、3月下旬開催のダブルさん主催のアワイチ146km,4月8、9日のY子さん主催の琵琶湖海津桜マラニック150km、開催2週間前の自宅から丹生山系縦走50キロの3つでロング走の感覚を取り入れる感じでした。
琵琶湖海津桜では荷物4キロ、丹生山系では、カトブンと同じ重さの5キロで調整しましたが、この1キロの差でほとんど走れないことが今回でわかりました。丹生山系では、平坦部はほぼ無かったので歩きモードとなって5キロ荷物を1キロ以上走る所が無かったのに気づかなかったのが反省です。
3日12時スタート後走り出したら、100mぐらいしか連続して走れない、おや、っと思ったのですが、前とはドンドン離されて行くし、コンビニ休憩を減らせば予定時間で行けるからと自分には焦らないと言い聞かせました。
速歩きは琵琶湖で体得したつもりでしたが、昨年途中ご一緒したハニーちゃん、紀子さんの歩きについて行くのに必死でした。
何とか、マイコースの神戸ワイン城20キロから2キロ行った所のローソンまで休憩無しで頑張り、焼きそばパンとおビール1本目で速歩きの感覚を取り戻せました。
三木山総合公園過ぎたあたりから、先行してる方達にぼちぼち追いつき、第2CPの市場ローソンには予定よりも早く18時20分過ぎの明るい時間帯に着きました。
ここで、おにぎりと味噌汁で猫まんま晩ごはんとおビール2本目行きました。
この市場ローソンから第3CP福崎セブンまでは、カトブンコース上の一番走れる区間がかなりあるところなので、数字1から200まで数え走り、50まで数え歩き作戦で、予定通り第3CP福崎セブンに到着しました。
到着時間をゴール後に見てみると6年前の時刻と1分しか変わらないから笑いました。
このセブンでも調子が出てきて、7%の檸檬堂に手を出してしまい、数え走り歩きにテンポが乗ってきました。
ノブリンに教えてもらった福本南、
福本間の旧道では、アップダウンのある歩道歩きから開放されて、ホットしたのがアカンかったのか、福本にあるローソンでトイレを借りて、お礼に9%の酎ハイに手を出してしまった(笑)
この酎ハイで胃がやられてしまって、おビール飲めなくなったのが辛かった(泣)
中間地点の第4CP生野ローソン到着も、6年前ノブリンらと雨の中歩いた時の時刻とほぼ同じでした。
このローソン、おビール飲めないので泣く泣くスタートして、朝来インターまでの下り基調でも歩きタイムの方が多くなり、コース研究してた北八代公民館を抜ける旧道を抜けたら、久しぶりに前方に参加者いるのを見つけてトンネルでご一緒出来ました。
八代トンネル抜けると公式エイドまで2キロの下りなんで、ここだけは走れました。
斎神社公式エイドに到着したら、昨年の後半にご一緒した下川さんが居たので驚きました。
豚汁、パンを頂き、再スタートする前にトンネルで追いついた参加者さんが何か調子悪そうな感じエイドに来られました。
後で下川さんから聞いた話では、下り坂で転けてしまったとか(泣)
7時過ぎたあたりから雲一つ無い快晴になり気温がぐんぐんと上がり、斎神社エイドからは暑くて走れなくなりました。第5CP万久里ローソンまでほんまに長かった。途中の2箇所の自販機で水を買って、飲んだり、頭から水をかけたりしました。
万久里ローソンで着替してたら、下川さんが来られて、僕は残り全部歩くよと言ったら、ご一緒してくれるとのことで二人して話しをさながら気が紛れて歩けました。
道の駅ハチ北のトイレで休憩して、村岡ファームガーデンに着いたのは、前回よりも2時間遅れてました。
村岡ファームガーデンでは、アイシング用の氷があったので、痛めた足首を冷やしました。
第6CP和田ローソンまでは3キロぐらいだと思いこんでましたが、なかなか着かなくゴール後調べたら5.2キロもありました。
もう早くゴールしたい気持ちが優先して、和田ローソンでは非常用の水購入だけして、村岡ダブルのコースの熊波、柤岡に向かいました。
熊波公民館過ぎたあたりで二人の先行参加者に追いついてしまいました。
柤岡の階段抜けるショートカット行くけどどうすると尋ねると、ご一緒するということなので案内しました。予定通り柤岡大池のトイレでトイレを済ませて、ヘッドライトの準備しました。
ここから湯村カントリーまでが熊出没多いと言うことで、4人でお話しながら楽しく歩きました。
湯村カントリーから湯村温泉までの600m近くの下り坂は、歩きだと長かった(泣)
走れないと辛い(泣)
湯村温泉でのおもてなしで、最初は飲めないとおビール諦めてましたが、お二人さんが飲まれるのになんとなく飲めるかなと思って、その前に味噌汁飲んだら、おビール、めっちゃ美味しく頂けました(笑)
ここから残り10キロのゴールまでも長かった。トンネルで中間ぐらいだと思ってましたが、なかなかトンネルまで着かなく4人共ヨチヨチ歩きモードになって、2時間半もかかって浜坂サンビーチにゴール出来ました。
やっと寝れる。
ゴールには23時39分なんで、前回の第一回往路よりも3時間も余分にかかりましたが、前回の雨の中での両足ウラ全部に水ぶくれ、ロボット脚のダメージに比べたら、ほんのちょいの筋肉痛だけで済んだのは、歩いたおかげかな(笑)
今回の反省としては、9%はアカン。以降は、飲めなくなる。
おビールでの足痛い麻痺作戦が使えなくなる。
荷物は4キロまでにする。
来年は復路コースになると思うので、出来れば神鍋高原、植村直己冒険館を通るコースを通ってみたいです。
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やったぜ✌
□拝啓加藤文太郎兵庫縦断スピードハイク176K
□42時間38分でゴール
(制限時間48時間)
カトブン行く?とお誘いから1年(まあ、そもそも176キロ行きたい😁言う私、オカシイけど(笑))この日が来ました。
5月3日 12時にスタート!みんなで行こうね~詐欺に騙されないよう(笑)
ひとりも当然あるけれど看板など案内がある大会ではないので地図アプリを見ながら3回ロスト💦自分の位置がわからなくなったりしてね(^_^;)大変やった。
最初はHさんに少し遅れを取りながらも他の参加者さんたちとおしゃべりしながらジョグ🏃‍♀️💨で進んだ。このおしゃべりがロストを招くこともあったが(笑)それも楽しかった。みんな苦しいのに楽しんでて❤
今回は過去一ボロボロの体です。足裏水ぶくれだらけ、左肩の痛み、膝から太もも裏がパンパン(^_^;)腰から背中のハリ💦
でもさ、何が何でも浜坂海岸の景色を見たくてね。
あと50キロ!て言われてテンションあがりますか?😂(笑)
でも120キロ以上来たんだから💪一緒に頑張って来た仲間がいて✨無口になる私も今回はおしゃべりできたよ(笑)さすがに2日目の夜の村岡トンネル→湯村温泉への熊鈴🔔必携場所は途中から熊鈴手に持ちどんだけリンリン振り回したか😂
何度も何度も峠を越えて仮眠せず歩き続け昼の気温が29℃☀️の灼熱地獄のような時間もずっと歩いた。自販機もほとんどなくコンビニは20キロ先までない道路をひたすら歩く。スタート当日の朝、雨☔降らないし荷物5キロを少しでも軽くしたいと傘を置いて来たことを後悔したよ。
カトブンは往復して完結とHさんとNちゃんは見事にレジェンドの称号をいただかれました✨私も完結はしたいが誰かご一緒しませんか?また行くんかーい😂(笑)
昨夜、毎度の「成果と反省ノート」を書きながら5/3から60時間以上起きてるけどヤツに我慢大会かなにか大会に参加中なの?寝ないのか?て。😁
いや〜ほんと楽しかった。ちょっとこのペースだとギリギリゴールかなと言われるとみんな一歩の激痛にも耐えながらスピードあげて(TдT)声を掛け合いお仲間さんに感謝しかない。最後の浜坂海岸までの10キロ、途中の河川敷で わあ〜鹿🦌いっぱいいるね〜てよくよく見たら全部 岩😂(笑)大笑い。キーキー鳴いてる声に鹿や鹿がいっぱい〜よく聞いたら鳥🐦じゃん(笑)涙出るほど笑ったわ😂
もう体がバキバキでみんな歩道に突然寝そべって。面白かった。振り返ればいま涙ウルウルしてます。ありがとう❤
一番この大会を熱く熱く語り誘ってくれたKudoさん〜ほんとにありがとうございます。これからもよろしくおねがいします。
主催者の宮下さん、スタッフの皆様、エイド、サポートなどお世話くださった皆様ありがとうございました。
スタート地点に応援来てくれたTちゃん、N江さん、K場さん、Aこさんありがとう。
峠越えの辛い時に現地応援にGさん、Sりんありがとう。
ご近所Aちゃん、Eちゃんありがとう。
ラン友さん、山友さん、皆様、応援🥰ありがとうございました。
奥様のサポーターだけでも大変なことなのに私達のサポートやケアをしてくださったHさんの旦那様❤もう、途中からパパ〜て呼んでしまったけどほんとにありがとうございました。
GW3日間、家をあけて好きなことしてる私を「よく頑張ったな。すごいな康子」と箕面駅まで迎えに来てくれたヤツ(浜坂まで迎えに来てくれよ(笑))ありがとう。
176キロ42時間の旅は過去一ボロボロの体ではあるものの最高の旅でした。
参戦記リンク
 

 
第6回 拝啓 加藤文太郎 兵庫縦断176kスピードハイク 参戦記
それは突然やってきた。
コロナ禍が始まる第5回大会の試走会から4日後、前を見ずに前進を続ける自動車に轢かれました。
よく語られるアスリートの復活劇を夢見てリハビリに励みましたが、その甲斐もなく、その日から、わずかな段差に怯え、前を見ずに前進を続ける歩きスマホに恐怖する生活が始まりました。
損保は、わずか6か月で治療を止めてしまい、後遺障害者となった現在も補償をしないという、轢かれ損の状態が続いています。
そしてコロナ禍からの落ち着きが見え始めた、第6回大会の告知。
約180㎞を48時間、眠らなければ全歩きで完踏できる、かとぶんならもしかして…
健脚だったあの日に戻りたいという衝動に駆られ、エントリーすることを決めました。
和田岬のスタート位置に立ち、置き引きで完踏一択だった第4回でお世話になった方々と再会し、それはもう至福の時間でした。
リタイヤのレジェンド、工藤さん(今回完踏)の激励を受けスタート。
予定通り、ほぼ最後尾で高取山を通過、提供されたGPSデータは地図と異なり、新たなバイパスを示していて、歩道のないバイパスで俊敏に移動できないポンコツが必死で逃げ惑う長旅が始まりました。
もし後遺障害者のポンコツが動けなったときを想定しての装備がずっしり重たくて、事故以来の約40か月、健常者レベルの限界に挑戦することはなかったので、これまで類を見ない悶絶を味わいました。
結果、CP4からCP5の間で、公言できないようなところも含め全身が悲鳴を上げ始め、完全に杖に身体を預けないと進めない状態に突入。
レジャー保険を契約していても、ポンコツが参加していてリアルに救助騒ぎになると今後の開催にも影響が出てしまうので、リタイヤを決断しました。
健脚な右足、捻挫のような痛みと神経症状を残す左足、杖の3本足に全体重を預けながら進む村岡ファームまでの道のりは、最も長く感じる道のりとなりました。
リタイヤ後、ゴール地点へ移動し、次々に完踏された方々の全身全霊を使ったメッセージを見て感動を覚えました。
かとぶんに参加された方、かとぶんを支えられた方、かとぶんを理解された全ての方々に感謝を申し上げます。
これでポンコツの無謀な挑戦から卒業かと思いましたが、弱い人たちで勝手に生野をゴールと見立てる加藤(半)文太郎でもいいのかなと思い始めています。
もし賛同される方がいれば、ご一緒しましょう。