大会について

「拝啓 加藤文太郎 兵庫縦断スピードハイク」は”県下で初めての百マイル級のイベント”と、”偉大な登山家である加藤文太郎の足跡”が出逢い、生まれた大会です。
隔年毎に、神戸市の和田岬から但馬浜坂、但馬浜坂から和田岬まで繰り返し縦断します。本大会は順位やタイムを争うレースではありませんので、それぞれのペースで浜坂を目指してください。エイドなどのサポートは致しません。縦断中に起こる全ての事に自身で予想、対応してください。アスリートの先達でもある加藤文太郎に親愛と敬意を込めながら、48時間の旅を楽しみましょう。

加藤文太郎とは

明治38年、兵庫県美方郡浜坂町(現在の新温泉町)浜坂に生まれた文太郎は、神戸の企業(三菱重工業の前身)に勤務した頃から本格的に登山を始める。現在ではポピュラーとなった、六甲全山縦走を始めたのは、加藤文太郎である。非常に歩くスピードが速かった文太郎は、トレーニングの為に和田岬から兵庫県を縦断しました。当時は高級なスポーツとされていた登山の中で、加藤文太郎は、ありあわせの服装をし、地下足袋を履いて山に登る異色の存在であった。単独行であることと、地下足袋を履いていることが、彼のトレードマークとなった。日本アルプスの数々の峰に積雪期の単独登頂を果たし、「単独登擧の加藤」、「不死身の加藤」として一躍有名となる。昭和11年、槍ヶ岳北鎌尾根に挑むが猛吹雪に遭い天上沢で31歳の生涯を閉じる。当時の新聞は彼の死を「国宝的山の猛者、槍ヶ岳で遭難」と報じました。登山に対する精神と劇的な生涯から、新田次郎著『孤高の人』のモデルとなった。

 
Buntaro Kato is a legend in the mountaineering world. He was born in Hamasaka-cho in 1905. He started mountaineering when he began working for a company in Kobe (Predecessor of Mitsubishi Heavy Industries).
He is a pioneer of traverse of Rokko mountains in Kobe.
He walked in incredible high speed and traversed longitudinally Hyogo pref. from Kobe to his home Hamasaka as a part of his training.
In those days, mountaineering was an expensive sport for upper class people, but Buntaro was unusual and went mountaineering wearing ordinary clothing. He was acknowledged as someone unique who went mountaineering alone and wearing tabi socks.
He reached the summits of Japan Alps in snow season alone and called as “Solo climber Kato” or “Immortal Kato”, and then he was catapulted into fame.
In 1936, he encountered a blizzard of snow at Tenjosawa River when he challenged to Kitakamaone of Yarigatake and closed his life of 31 years old. His death was reported in newspapers as “National tough mountaineer was stranded in Yarigatake.”
He began a model of a mountain novel “KoKou no hito” written by Jiro Nitta due to his spirit to mountaineering and his dramatic life.
 

2023年 第6回かとぶん大会要項

※内容を変更する場合があります。

開催日:2023年5月3日~5日
スタート 三菱重工神戸造船所 正門前
フィニッシュ 浜坂県民サンビーチ
距離:176キロ
累積標高:約1,900m
制限時間:48時間
定員:80名(先着順)
 

大会スケジュール

5月3日(水)受付10:00〜11:30 和田宮公園、スタート 12:00 三菱重工神戸造船所 正門前
5月4日(木)関門10:00 チェックポイント#4ローソン生野インター店
5月5日(金)ゴール 12:00まで 浜坂県民サンビーチ
 

サポート関連

・誓約書に必要事項を記載の上、イベント当日の受付に提出してください。
・傷害保険は各自で加入してください。
・公式エイドは70号線の斎神社前にあります。
・サポートランナーが走ります。
・荷物の搬送は原則いたしません。携帯するか、ロッカーをご利用してください。
・大会開催の可否:悪天候の場合の開催の可否については前日にお知らせいたします。
 

集合:和田宮公園 

地下鉄和田岬駅、一番出口を出て横断歩道を渡る
住所:兵庫県神戸市兵庫区和田宮通5丁目5


ゴール会場:浜坂サンビーチ

住所:〒669-6701. 新温泉町芦屋1853-1

 


 完走証のお渡し:

・完走証は浜坂の「加藤文太郎記念図書館」でお渡しいたします。開館時間:午前10時~午後6時
・記録は自己申告で完走証に記入してください。
〒669-6702 兵庫県美方郡新温泉町浜坂842-2
 


大会ルール

・スタート後48時間でゴールしてください
・7カ所のチェックポイントでQRコードを読み取り、通過をお知らせください。
・村岡ファームガーデンから湯村温泉にかけての夜間(4日17時~5日5時)単独走行を禁止します。他の参加者を伴って複数で走行または、村岡での宿泊(仮眠)をお願いします。
................................................................
村岡宿泊 
かじや旅館:〒 667-1311 兵庫県美方郡香美町村岡区村岡300 1 
電話: 0796-94-0136 12 時~13 時)
予約時に「加藤文太郎兵庫縦断」とお伝えください。
¥4,000
5日の早朝スタートでゴール可能。

...................................................................
・生野のチェックポイントを4日10時以降に到着の場合は自主的にリタイヤしてください。
・大会から途中離脱をされる場合は、必ずご連絡ください。
 

走行中の注意事項

・交通規則を厳守してください。
・9号線は交通量が多く特に注意が必要です。
・歩道の狭い村岡トンネル、但馬トンネルでは足元を確認しながら歩いて通過し、車道には絶対に降りないでください。
・セーフティライトや蛍光タスキなのでドライバーへの注意喚起をしてください。
・コンビニでは確実に行動食等の補給をしてください。
 

ゴール後の宿泊について

宿泊予約が多数のため下記の対応になる予定です。ご了承ください。
・ゴール先着10名様(男性)の宿泊先を諸寄に変更いたします、
・浜坂、松の湯との宿泊費の差額は実行委員会で負担いたします。
・車で宿泊先にお送りいたします。
 

感染対策

・体調不良の場合は参加を辞退してください。
・マスクは適宜着用してください。
 

装備品のチェック

・朝晩の冷え込みに対応した防寒着やカイロなどを携帯してください。
・健康保険証、ヘッデン、LEDフラッシュライト、モバイルフォン用バッテリー、胃薬、ワセリン、痛み止めなどの救急用品、その他
 

大会中止・中断の判断

大会開催日または前日までに第6回カトブン参加者グループでお知らせします。
 

カトブンでは文太郎の軌跡をたどりながら、海から海へと続く兵庫の自然を体感する48時間の旅を楽しんでください。参加者の皆さんが大会を無事に終えて、次回の大会に繋いで行くことを願っています。

 
実行委員会 宮下
 
ページトップへ

ダウンロード

 
かとぶん2023往路マップ_3/22 kato_route_ouro_2023_3/22
(マップは最新のものをご利用ください)
 
かとぶん往路
●googlemap用GPXデータ>katobun2023_ouro
●スント、ガーミン用GPX データ>part_1,part_2,part_3
注ルートは3分割になっています。紙地図と若干の違いがあるのをご承知ください。ダウンロード後に拡張子の.txtを削除してください
GPX活用参考ページ>リンク先
 
2023誓約書 seiyakusho_2023
 
参加者用ゼッケンsankasha.bibs.png