行ってきました。
背景、加藤文太郎スピードハイク176km
去年に引き続き参加させていただきました。
性懲りも無く、途中、食材を調達し焼肉(但馬牛で)他、水炊き、シャブシャブなど、移動自主エイドにて調理しながらと思いコンロ、ガス、まな板、テーブル、フライパン、鍋、焼き網、ソース、味ぽん、塩、コショー等を担ぎ、食材、水なしで、9.5kgを背負いながらのスタート。。。。
帰りの着替え、もしもの時のシュラフカバー、ダウンジャケット、バッテリー、shots 5,6本など最後まで使わないもの満載で、走っても速度がでず、5分の4は徒歩となりました。
スタートは天気が良く非常に快適に進みましたが、途中急な暴風雨に襲われ気温も乱高下。。
1時間に5km以下しか進まないペースで、非常に苦しい展開となりました。
レース中は、言い訳程度に途中の業務スーパーで買った高級牛肉の深夜の焼肉ぐらいで、その他直材の調達もできず
この重い装備に、後悔しながらの辛い行軍となりました。
途中、道中の2箇所の温泉にて披露を回復させながらなんとか距離を進ませました。
今回は、135km地点に矢田川走友会の皆さんの、エイドステーションに加え、村岡ファームガーデンにて暖房、畳の部屋にて1時間の睡眠を取らせていただけ残り40kmの徒歩に鋭気を養うことができました。
両膝の可動範囲が非常に狭くなりながらも休憩、マッサージにてなんとか進むことができました。
最後のチェックポイント近くに、「但馬牛」が売っている施設がありそこでゴール後に高級焼肉をしようと購入、最終チェックポイントのローソンでビールを500を1本、350を2本と、焼きそば麺、カットキャベツを購入しゴール!
約46時間の長旅でした。。
せっかく背負ってきた調理器具にて、焼肉と焼きそばをやったりました。
翌日はゾウ脚にてダウン。1日中寝て少し回復。
運営スタッフ、ランナーが一緒になって、供授の関係が双方に感じれる大会ではないかと非常に思い出に残るイベントです。
 

 
拝啓 加藤文太郎 兵庫縦断スピードハイク176k
27時間15分 完走
新田次郎の「孤高の人」のモデルになった加藤文太郎
すごい登山家。
「孤高の人」を大会までに読もうと思っていたけど、上巻第1章の途中までしか読めず。愛と青春の物語らしいが、加藤文太郎が地図を片手に山登りをはじめたところまで読んで、愛も青春も始まらないうちに、5月3日12時スタートを迎えてしまった(^^;)
30時間ゴール予定、夜は眠らないっていうにっかわさんのチームにまぜてもらって、ずーっと走る。走るときはキロ6、休憩含めてキロ8で行くという。
焼き肉屋さんが道にあって、「焼き肉食べたいなあ」って話していたら、なんと焼き肉エイドがあった😄
本当にありがとうございます✨
78キロ地点では、高級エイドがあって、おでんやらエナジードリンクをいただき走る。
80キロすぎたところからまさかの雨(笑)
はじめはパラパラ降ってたけど、次第に強くなる。90キロのコンビニで雨宿りするもののやまない。
チームにっかわが行くというので雨の中走る。
100キロから120キロが睡魔のピークで、110キロ過ぎた所で、チームが解散(笑)
1人旅になった途端、眠くてフラフラしはじめる。
なんとかたどり着いた120キロのコンビニ。
イートインスペースはあるものの、朝日で暑い。でも、外は寒い。
朝日を浴びながらコーヒーを飲んだら眠気がなくなり、地図を片手に走れるところは走ってゴールの浜坂を目指す!
浜坂までにもエイドで励まされ、車からも励ましてもらった。
地図を見ながら、行くのは難しい。あっているのか道行く人に確認しながら進む。
湯村温泉に向かうところで、チームにっかわメンバーが後ろから登場!!一緒に行くことになり安心!
足軽会のエイド付近では、自転車の伴走つきでさらに安心!
日本海がやっと見えて、もうすぐだと思ったところで、強風のためゴール位置がかわったとの情報を得る(笑)
迷いながらもゴール✌
楽しい旅でした😄
たくさんの方にお世話になりました✨ありがとうございました😄
スタート    12:00
CP1(30キロ) 16:10
CP2 (60キロ)20:10
CP3 (90キロ)24:00
CP4 (120キロ)7:07
CP5 (150キロ)12:40
CP6 (ラスト3キロ)14:50
ゴール(176キロ)15:15
 

 
5月3日~4日
加藤文太郎スピードハイク 無事に完走しました。
完走タイム 29時間36分
3日の12時に神戸の和田岬スタートして目指すは新温泉町浜坂176km。(180km以上あるでと言う声も😅)
目標は30時間切り(4日の18時)目標
スタッフのにっかわさんが30時間切りで走ると聞き何が何でも付いて行く。地図も見なくて良いし😅😅
でも何回かロストしましたが このくらいは愛虚で😁😁
深夜の雨と寒さや足の痛みや睡魔に襲われるは毎度の事ですが 今回 眠くて眠くて歩いてると足を踏み外し谷底に落ちそうになった。幸い場所が良かったので谷底まで滑落せずに済みましたが もし切り立った場所だと チーン 新聞に載り みなさんに多大なる迷惑をかけるところでした。(みなさん睡魔が襲って来たら必ず仮眠して下さいね)
今回は 加西で(50km)地点でラン友の豪華差し入れ 本当にありがとうございました。
ビックリしたのが焼肉😱😱😱 他のランナーさんにも大変受けが良く大好評でした。
私 メチャメチャ食べました 後ろのランナーさんごめんなさい。
にっかわさんの素晴らしいペースメーカーで見事目標タイム内でゴールしました。
本当にありがとうございました。
ゴールして お風呂に入りご飯食べてビール飲んで🍻20時には爆睡してしまいました。 
以上カトブン珍道中話でした。

 
ゴールデンウィーク後半。
兵庫県縦断してきました^_^
【長文&少しグロテスクな表現がありますので、お気をつけ下さい‼️】
去年の本州縦断以来のジャーニーラン…体調不良や多忙な仕事、増え続ける体重。176キロで48時間ならリハビリに良いかな⁉️と軽い気持ちでエントリーしました^ ^
その後、コース地図を見て…あれ?想像するよりトレイルが少ないぞ⁉️
なぜこの設定時間なのに完走率が低いのだろう⁉️
何がこのコースにあるんだろう⁉️
不安よりドキドキ&ワクワクが抑えられないです(笑)
スタートは和気藹々とした雰囲気。
応援に来てくれた同級生と話しながらゆっくりウォークで、最下位スタート。
和田岬駅からjog開始。
膝の痛みに気をつけながら、フォームのチェックをしていると「あれ?親指の拇趾球に体重がのってる⁉️」
僕、どちらかと言えば外側の薬指あたりに重心が逃げるのですが、修正されてる‼️
ふむふむ…このままフォームを修正しよう。
高取山を抜けるまでは前後に人がいて話せましたが、抜けると単独走に。
信号待ちでご一緒する事がありますが、基本ずーっと1人です(笑)
細かいアップダウンを何度も繰り返し第1CPに到着。思った以上に疲労感が💦
その理由の一つに親不知の腫れが酷くなってきた事。前日から少し腫れてたのですが…かなり腫れてきました💦
まぁ何とかなるかな。
第2CPまでは単調な川沿いのルート。
相変わらず前も後ろも誰もいない単独走。所々でルートを確認しながら走って歩いて。
陶木君が応援に来てくれた以外、エイドで話しただけの長~い1人旅。
天候はどんどん下り坂でとんでもない突風や小雨も。睡魔と寒さも重なりペースが上がらない💦
第2CP到着。かなり寒い強風が吹いているのと、親不知が腫れてちゃんと噛む事が出来なくなって来た。
味噌汁&おにぎりを補給していると酔っ払いのオッサンに車でどこかまで送ってやろう‼️と絡まれる(笑)
リスタートすると播但線の駅がポツポツ…後ろから焼肉セットを担いで走って来た方と無人駅の駅舎で仮眠。
寒くて目が醒めると…あれ⁉️独りぼっちやん‼️(あとで聴くと寒くて眠れなかったそうです)
40分の仮眠でリスタートするも寒さと歯茎の痛みでイマイチ調子が上がらない💦
ここで一つ決断‼️
思いっきり奥歯を噛み締めてみる。
あ。なんか…破裂した💦
側溝にペッと吐き出し、怖いのであえて確認せず😅
次の駅舎のトイレで歯磨きすると…
あ。なんか…歯磨き粉と言うより血⁉️ってぐらい真っ赤っか💦
こうなると何かのリミッターが外れたのか、少し横から歯ブラシを入れて、あえて奥歯をゴシゴシゴシゴシ。
さっきまでパンパンだったのに、少し腫れが収まった‼️(笑)
歩いて走って、空が明るくなってきた頃、ようやく前のランナーに遭遇。
かなり大きな肉刺が出来てるようで、次のCPでリタイアします。との事でした。
僕がトイレ休憩に新しい道の駅へ(もう一度、歯磨き^ ^)してる間に先へ行かれました。
この区間はバス停で仮眠したランナーが出てきたり、少しアクティビティ溢れる区間でした(笑)
CP3のコンビニに到着。
目の前には播但線の駅舎があるので…ここがリタイアするには格好のポイントです(笑)
ここで空腹感を感じどん兵衛やあんぱんなどを食べるも…コンビニ前の日差しで40分爆睡💤
ですが、真夜中の寒さを感じて眠るのと違いスッキリしてリスタート‼️
後半へ続く。
スタート…和田岬 5/3 12:00
第1CP…ローソン三木大村店 5/3 17:49
第2CP…セブンイレブン福崎井ノ口店 5/4 0:44
第3CP…ローソン生野インター店 5/4 8:03
 

 
第3回拝啓 加藤文太郎 兵庫縦断176kスピードハイクに参加しました。
以下、毎度の長文です
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加藤文太郎スピードハイクは大正から昭和初期にかけて活躍した登山家の加藤文太氏が、勤務していた神戸から故郷の新温泉町浜坂まで歩いて帰省した史実をリスペクトし勤務していた三菱内燃機製作所(現:三菱重工)のある和田岬から浜坂海岸までの176kmを48時間の制限時間で兵庫県を縦断するレースです。
5/3 12時に57名のランナーが晴天の和田岬をスタート!
この大会には一般のマラソン大会のようなコース誘導してくれる人はいないので、事前にコースの地図をプリントアウトし、自ら地図を読み取りコースを進みます。なので、当然コースロストも発生するワケで^^;トップランナーの方から「ロストして8キロ余計に走っちゃった」と伺いました。僕も2日目に2度ロストしました(^_^;)
また、距離も長いので、選手の所在は事前に設定された5つあるチェックポイント(以下、CP)を通過する度に選手自らがFacebookの参加者グループに通過を報告します。
【スタート〜CP1(ローソン三木大村店)】距離 32.3km  時間 3:56:48
・高取山までは集団走で〜と聞いてたけど皆さん速い!すぐにバラバラ!これが噂のゆるゆる詐欺ですか(笑)
・ランニングシューズで高取山超えは滑る滑る(笑)
・毎日登山の方から声援いただく
・妙法寺小学校から白川峠交差点までの登りがいきなりキツイ!マイペースを保つ
・白川台から押部谷までは単調なコース、話しながら進む
・富士見ヶ丘の業務スーパー辺りで応援してくれた方ありがとうございました。
【CP1〜CP2(セブンイレブン福崎井口店)】距離 61.8km  時間 8:13:57
・175号線との並走はキツイ登り
・小野市は景色が開けてるのでロストしやすい。地図ガン見!
・鶉野飛行場付近でFacebook友達のhataさん達が出してくれてるエイドあり、早くもコーラをぐびぐび♬スカッと爽やか、ありがとうございました
・右脚付け根に違和感発生…
・まさかの焼肉エイド∑(゚Д゚)めっちゃいい肉とシジミのお味噌汁をご馳走になりました。ありがとうございます!
・CP3手前で夜間装備、ヘッデン・後方フラッシュライト・夜光タスキ装着
【CP2〜CP3(ローソン生野インター店)】距離 88.8km  時間 13:19:12
・生活圏に入りひと安心
・同行してきた友人の脚もかなり痛そうで甘地駅から単独走(無理はいかん)
・鶴居駅付近までは旧道を走行(安全第一)
・粟賀のローソンで休憩中、まさかの防寒具兼カッパの紛失に気付く!暫し呆然、リタイヤを考えるもFacebookを確認すると落し物としてアップされてました(1時間弱コンビニにいました・・・)
・スタッフの清水さんにカッパを届けていただき感謝(ご迷惑おかけしました)すぐに着用!
・粟賀のローソン先から雨が降ってきた
・道の駅 銀の馬車道・神河でRoll-outさんのエイドでおでんとフルーツをご馳走になる。Facebook友達の黒田さんともお会い出来た。
・生野峠は獣の気配、歌ったり手をパンパン
・播磨から但馬になりゴールが近づいてると自己暗示🌀残りの距離は考えない
・生野手前でロスト、真夜中にお墓の中の道を走る、お邪魔しました。
・脚が痛い
【CP3〜CP4(ローソン養父万久里店)】距離 129.1km  時間 20:30:15
・雨が本格的になってきた、明け方まで降ったりやんだり
・312号線の歩道はしっかりあって走ってても安心
・朝来インター前交差点を北上、ここからCP4までがやたらと長く感じる
・斎(いつき)神社付近でエイド、スタッフの方も選手も対面に座り、なんだか居酒屋風でほっこり、ラーメンをご馳走になりました
・20分くらい仮眠、ゴールするまで椅子で寝たのはこの時だけ。あとは走りながら寝ました
・夜明け、いい天気!エイドでヘッデンと夜光タスキを外し再スタート・建屋川沿いの景色をみながら農作業のおばあさんに朝のご挨拶
・大屋町に入るとすぐに琴引トンネル
・右脚付け根の関節が痛い、着地しても力がカクンと抜ける感覚、これがゴールまで続く
【CP4〜CP5(湯村カントリー)】距離 162.5km  時間 27:45:00
・関宮では9号線のループ橋を回避し旧道を走ります。ループ橋が出来るまではここが但馬と播磨を結ぶメイン道路だったのだろうとノスタルジックに浸る
・9号線は相変わらず高速道路で車びゅんびゅん
・但馬トンネルの迂回ルートを通る、鹿とオフロードバイクの跡のみ、熊鈴を必要以上にカランカラン
・かなりのロスに気付く、ハチ北道の駅はスルー^ ^
・笠波峠の迂回ルートはまさかの通行止め、9号線ルートもしっかり歩道あり
・笠波峠を越えた辺りから強烈な南風、ローソンに避難した途端、強風と大雨
・ナカケーで雨宿り
・道の駅村岡ファームパークで香住走友会さんのエイドに寄りました
・鳥取の秋元さんと並走、ド変態話をいっぱい聞く
・和田で昨日まで一緒に走ってた友人が応援に来てくれる、脚が痛いだろうにありがとう!
・板坂交差点から旧道へ、村岡ダブルフルの激下りコースを逆走するも全く走れず、情けなし
・租大池はキャンパーさんでいっぱい
【CP5〜CP6(ローソン新温泉七釜店)】距離 178.0km  時間 30:09:18
・湯村カントリーからの下りもスピードが出せない
・切畑の棚田が綺麗で暫し見とれる
・赤坂オート付近で足軽会の吉田さんが様子を見に来てくれる。吉田さんのスマイルと「みんな待っとるで!」に不覚にもホロっとなる
・湯村の荒湯は観光の人でいっぱい
・湯村温泉足軽会エイドで皆さんの出迎えを受ける、中井さん・鐘谷さん汗臭い男が抱きついてすみませんでした。
・湯豆腐、温泉卵でいっぱい力をもらいました
・出合橋手前で突然秋山くんの応援をもらう、地元に帰ってきたんだと実感する。仕事中ありがとうございました
・栃谷で同級生の平澤くんの応援!ありがとう!
・湯村温泉から浜坂までは平坦な道
【CP6〜ゴール】距離 181.0km  時間 30:40:45
・感無量
・ゴールで友人の出迎え
参加者の方々と話しながら走りましたが、みなさん経験豊富♡
ウルトラマラソンである萩往還の完走者は何人もいましたし、ビワイチ(琵琶湖一周)やアワイチ(淡路島一周)、ウルトラトレイルであるUTMB・UTMFと、変態的な経験やレースでの興味深い話を沢山聞け、まだまだ自分はひよっこであると実感しました。
一緒に走った皆さん、スタッフでフォローしていただいた皆さん、エイドを運営してくれた皆さんありがとうございました
心から感謝します
出走57名中 37名完走(完走率65%)
 

 
GWにチャレンジした「拝啓 加藤文太郎 兵庫縦断スピードハイク」の参加手記です。備忘録的な感じでアップしました。
今夏、必ずリベンジを果たしたいと思っています。
2018 加藤文太郎スピードハイク惨敗記
もともと六甲全山縦走が専門で歩くのが好きだった私が、このスピードハイクを知ったのが、山友達が行った「和田岬~須磨浦公園~宝塚~和田岬」のカトブンチャレンジを自身で行い、無事完歩した頃でした。
それまで正直な話、加藤文太郎という人物については「登山家」というくらいしかわからず、毎年チャレンジしている「六甲全山縦走」の先駆者であったのも、最近知ったくらいでした。
「加藤文太郎という人に足跡を辿ってみたい」と思い、色々と探っていくと「拝啓 加藤文太郎スピードハイク」なるイベントに辿り着きました。
参加の皆さん、ウルトラマラソン等を完走されるほどの強者ぞろいで、走るのが苦手な私は「これは畑違いかも」と一時は参加を見合わせようと思いましたが、オール歩きの参加者がいてもいいのではと思い、宮下さんに相談をさせていただき「ぜひ、完歩目指してください」とのお言葉をいただいたので、一念発起して参加させていただきました。
結果としては、加西市内で約3時間の大幅なコースロストをやらかしてしまい、実戦で任務遂行中の出来事だったら、確実に命を落としているという状態に気持ちが折れてしまい、また、とても関門時間にCP3に辿り着くことはできないと判断し、CP2に辿り着くことなく4日の午前4時頃北条駅でリタイア宣言をさせていただきました。
初めてのチャレンジで感じたことや、こうすればよかったということを備忘録的に残しておきたいと思いますので、これからチャレンジされる方の一助になれば幸いです。
1 経路確認には十分時間をとる
 当然の事と思いますが、装備等は参加の皆様方は十分すぎる準備をされていることかと思います。ルートも地図上で何度もトレースされていらっしゃるかと思いますが、当然ながら地図上と現地とは全く違います。実際、私も仕事柄地図の判読は得意としている所ですが、それでも前述の大ロストを含め多箇所でロストをしてしまいました。後日改めてストリートビューで辿っていくと、自分がロストした箇所が良くわかりました。
 ですので、参加が確定して実行委員会から地図の配布を受けたら、時間の許す限り地図とにらめっこをするとともに、出来ればストリートビューで和田岬から浜坂までをトレースすることをお勧めいたします。多少建物は変わっていますが、経路のイメージを掴む事に関してはすごく役に立つかと思います。
2 休憩は計画的に
 リタイアまでの16時間で、休憩したのがCP1での食事30分でした。他は、小ロストや大ロストで気ばかり焦ってしまい、ほとんど休憩を取らず歩き続けていました。当然ながら肉刺は出来ましたし、足の裏から足首、膝、腰に痛みを覚えました。いつもの六甲全山縦走や2017年に行った「宝塚~和田岬~須磨浦公園~宝塚」でも、12~13時間や約32時間歩いていますが、今までに感じたことのない違和感を覚えました。
この違いは、1時間ごとに取っていた休憩の効果だと思います。昨年のカトブンチャレンジでは、確実に1時間に5~10分の休憩を取っていましたし、六甲全山縦走大会ではチェック待ちで休憩が出来ます。また、職業柄歩く際もフル装備で40~60km歩きますが、やはり1時間に一度の休憩でブーツを脱ぎ足裏のマッサージを行ったりして、足の疲れを取り肉刺の発生を防ぐようにしていました。
どれだけ頑張っても長丁場です。せめて1時間から2時間に1回は休憩を取って、足のケアをされる方が結果的に長続きすると思いました。
3 機会があれば、また参加したいイベント
 今回は、エントリー前から宮下さんや西川さんにご相談させていただきました。また最短176kmの長丁場で、色々な方々とお話しさせていただいたりすることが出来ました。さらには、私は利用することが出来ませんでしたが、有志の方々が私設エイド等を設営され、道中本当に心強かったのを今でも覚えております。
確かに、とてもキツイイベントです。でもそんな中に、日ごろ忘れている人の温かさを感じることが出来、とても素敵な非日常を過ごさせていただきました。
 2018年のカトブンはリタイアとなりましたが、今年中に必ずリベンジして、来年のリバースでは必ずオール歩きで完歩したいと思います。それまで、1年かけて準備をして来年こそはロストをしないように気を付けます(^^;)
 

 
かとぶんロス(笑)の中、久しぶりに完走記を書きました。
相当長いですので、斜め読みしてやってください。
家から村岡まで自分の足で行けたらすごいんとちゃう?と、
いつも村岡に車で向かう時にアホな事を考えてました。
そんなアホな夢の実現ができるかもしれない絶好の大会が、
この「拝啓 加藤文太郎 兵庫縦断スピードハイク」。
きっかけがそれなもんで、エントリー当初は、
村岡ファームガーデンが私のゴールのつもりでした。
でも、せっかくチャレンジするねんし、
やっぱり最終ゴールの浜坂を目指すことに。
まず、殆ど土地勘のあるコースでしたが、
細かいところはロストするかもしれん・・・
地図は相当入念にチェックしました。
この道を通ったらどーやろ~とか、
夜道になると狭くて危ないとこがあるので、
安全なこっちを通ろうとか、
コンビニがあるからこっち回りで行こうかとか、
自分なりの道を探して楽しんでました。
3月に入ってから、ボチボチ練習を始めました。
その時期はスキーと両立なんで、膝への負担が大きくて、
きつかったです。
ロング走を兼ねて、コースの試走も何度もやりました。
神戸市内の一部と、柤大池~浜坂は1度だけでしたが、
それ以外は最低2回は走りました。
ゴールに向けてのポイントは5つ。
・地図は持たない
・仮眠はとらない
・集団走には近づかない。巻き込まれそうなら時間差を作る
・いらんとこで休憩はしない
・最初からストレッチはこまめにする
🔷 5月3日、12時に三菱重工正門前をスタート。  
まずは高取山。
山下り嫌いの私にとって、一番の難所。
後続に迷惑掛けへんように、どんどん追い抜いてもらう。
あとは慣れた一般道。
三木で、ラン友の慎ちゃんのサプライズ応援 📣
ビックリでした。
CP 1 ローソン三木大村店(30㌔)
 17時頃に到着。
駐車場に、高本さんや O 辻さん、 K 田さんの姿 📣
思いがけないお出迎えが本当に嬉しい。
小野の通過時に、そろそろ夜間走の準備
ヘッデンをつけて、後方ライトも用意。
加西に入ったあたりで夕闇。
鶉野飛行場跡地の闇夜の中で、大会のスタッフさんが
エイドを出してくださっている。
スポドリとお菓子を頂く。
CP 2 セブンイレブン福崎井ノ口店(60㌔)
 22時過ぎに到着。
カップラーメンを食べる。
先ほどの三木ローソンでお会いした高本さんが再び 📣
一度帰宅して、わざわざフルーツを持って来てくださった。
こんな時間まで、有り難いです・・・。
ここから朝までは歩くことにする。
街灯が殆ど無い夜道、足元に注意。
日が変わる頃から、風向きが変わり、
雨がポツポツ、そして、飛ばされそうなぐらいの突風。
暫く、そんな天候が続く。
国道を進んでいると、横を走る車から、
頑張って~!って声が聞こえた
ラン友の早川さん 📣
仕事の帰りだそうで・・・。
お疲れのところ、何回も声援を頂いた。
暗闇が続き、気持ちが煮詰まってる頃だったので
気分転換になり有り難かった。
道の駅で、 ROLL OUT さんの私設エイド。
温か~くて最高に美味しいおでん 🍢 を頂いた。
CP 3 ローソン生野インター店(90㌔)
 4時前に通過。
ここでコースの半分。
生野駅舎で仮眠を取ってるランナーさんが結構多かったと
後で聞いた。
夜明けは近い
朝来 IC からは国道をそれて、県道を通って養父へ抜ける。
のどか~な里山の景色が続くのですが、
逆に言うと、何の刺激も変化も無い、辛抱が要る箇所。
闇夜から抜け出し、広い道に出てきた安心感からか、
さすがに少し眠気が出てきたので、持参のコーヒーを飲む
即効でメガシャキ。
斎神社で、スタッフさんのエイド。
お味噌汁を頂く。
また延々と里山風景。
飽きる・・・
CP 4 ローソン養父万久里店(120㌔)
 10時50分着。
少し暑くなってきたので、ガリガリ君 🍧
駐車場で、「加藤文太郎山の会」だと仰る方々がおられた。
頑張ってくださいね~ (^^♪ と声を掛けてくださった。
ループ橋の下の通過し、但馬トンネルを抜けると、
私にはお馴染みの村岡の景色が広がる。
この瞬間は感動もんでした 💗
なんせ、参加のきっかけが「村岡ゴール!」でしたから。
でも、本当のゴールまでは、まだ40㌔近くある。
足裏にマメができてる感じだったので、
歩きと走りを織り交ぜながら進む。
まさかのタイミングで、
猿尾滝でいつもお世話になってる方が、道向かいに。
農作業の途中のようで、お互いビックリ。
「何やってるのん?」
「かくかくしかじか・・・」
ファームガーデンに到着。
矢田川走友会さんのエイドがある。
カメラを構える濱田さんの姿を見たら、泣きそうになった。
エイドのテントには、
ダブルフル実行委員長の山根さん、事務局の岡さん、他にも知ってる方々。
それと、猿尾滝の別のお友達も、
噂を聞いて飛んできてくださった。
ここではたっぷり休憩させて頂き、
カップラーメンを頂戴し、足裏のマメの水抜きをし、
超リフレッシュして、再スタート。
小代口までのトンネル二つは歩き、他のとこは走る。
熊波の上りへと足を向けた矢先、
みかた残酷の久保井さんと擦れ違った。
ジョギング中でした 💨
熊波の公民館まで、トークに付き合いました・・・違う、
トークで付き合って頂きました
公民館から柤大池への長い上りは、弟の兄さんとご一緒に。
CP 5 湯村 CC (150㌔)
 18時過ぎに通過。
湯村温泉街のとこまで、下りが続く。
下り坂用に足を残してたので、しっかり走る事ができた。
ここで、ラン友の片山さんが車で現れる。
せっかくやったのに、日が沈むまでに山を下りたくて、
申し訳無かったですけど・・・。
「豚まんと焼売がありますよ~」と言ってくださった声が、
今でも耳に残ってます。
食べたかった・・・
沈む夕日を追いながら、走れメロスの気分で走る(笑)
湯村温泉の荒湯のあたりで、
足軽会さんの私設エイドがあると聞いてたけど、
暗くてその場所が解らず、
残りは10キロ少々なので、探すことなくそのまま走る。
浜坂までの県道は予想以上に真っ暗。
ライトで照らしながらひたすら走るのみ。
CP 6 ローソン新温泉七釜店
 20時半頃。
残りは2キロちょい
寄らずにスルー。
海岸沿いのサンビーチがゴール!のつもりが、無い・・・
風雨でどっかに変更になったらしい。
そーいや、そんな通知があったな。。。
迷ってたら、スタッフさんが車でアシストしてくださった。
到着した先は、浜坂レクリエーションセンター。
大会の宿泊所だそうですが、お泊りしない私は
場所のチェックなんてしてなくて、
最後の最後に道迷いしたって感じやな
ゴール地点が変更になってる・・・、
そんな緩~い大会です。
皆さんお泊りされるようですが、
私はダンナ付きだったので、そのまま強制送還 🚙
二日かけて走ってきた道のりを、2時間半ほどで帰宅
33時間8分ぐらい。(←ラストのゴール探しも入れて)
私の走力を考えると、よー頑張れたな~って思います。
でも、
スタッフの皆さまをはじめ、
私設エイドの方々のサポート、
思いがけないたくさんの応援、
そして、村岡を通過する!って励みが無かったら
絶対に無理なゴールでした。
ありがとうございました
あ、一応、ダンナにも感謝しております。
特に痛めた箇所もなく、
今はビール給水に励んでます

 
 あれから、一か月以上が立ちました。あの強烈な思い出を記録としてまとめてみました。たぶん、参戦記の中では、一番長い文になっています。ワードで4頁でした ( ) 時間のある方、お付き合い願います。 (^^♪
3 回 拝啓 加藤文太郎兵庫縦断176kスピードハイク参戦記
 大会関係者の皆様、ハイク中は大変お世話になりました。自分の人生の中でも、強烈な思い出となる大会となりました。遅くなりましたが、この旅を参戦記としてまとめることで振り返ってみたいと思います。自分のために書いているようなものですから、だらだらと長い文になります。斜め読みでどうぞお付き合いを・・・
 カトブンロス!たしかに・・・大会終了後、 1 週間くらいは、心はコース上をさまよっている感じで、なかなか帰ってこられませんでした。今も、何かのきっかけで、あの日の場面がフラッシュバックするように思い出されます。
 今回、初めての参加で、矢田川走友会のチームメイト、西村亜希ちゃんと(以下あきちゃん) 2 3 脚での旅となりました。終わってみると、 1 人じゃなくてよかったと、つくづく思いました。もともと、方向音痴気味ですので、前半の福崎あたりまでは、土地勘がなく、気が付けば、とんでもないところまでコースロスしていた!と、いうこともあったかもしれません。あきちゃんと、ペースが合わせられるかな?と思いましたが、これまで、村岡ダブルフルなどの大会では、ほぼ同じようなペースだったので、自分としては、苦にならないペースを保つことができました。
 ◆スタートからCP 1 ~CP2
 顔見知りのランナーが、何名かおられて、楽しく話をしながらのスタートとなりました。なんせ、田舎者ですから、川崎重工の道端に新幹線 0 系が置いてあるのには、びっくりでした。 ( )  長田神社を過ぎて高取山を登り始めるころには、集団走だったはずが、すでに 2 人きりとなってしまいました。全行程で、ここが一番汗をかいたかもしれません。山を下りると、宮下さんのグループに追いつき、分かりにくい都市部はついていくことにしました。白川台を過ぎて、阪神高速とか、高速道路が交差するところで、集団でコースロスが発生しました。皆さんが色々確認して、それぞれが思う方向へ行かれようとされていました。あきちゃんとは、たぶんこっちだろうと確信して進みましたが、やっぱり間違えていて、コースを行ったり来たりすることになりました。この後、村岡ファームガーデンまでは集団に出会うことなく、 2 人きりとなってしまいました。
CP1までは、時に走り、だいたい歩きで進みました。ほぼ予定通りのペースかな、という感じでした。
 雄岡山を見ながら押部谷町を通り、神戸電鉄沿いを行くころには夕闇が迫りました。CP1は、場所的には余裕でわかると思っていたのですが、もう一人迷っておられる方がいて、一緒にだいぶうろうろして、 19 時ちょうどくらいに、CP1ローソン三木大村店へ到着しました。ここから先が、自分としてはあまり経験のないナイトハイクで、あきちゃんとは、夜はとにかく進み続けようと確認していました。仮眠をとるなら、昼間の気温が上がった時がいいと判断しました。気分が高揚しているのか、疲れは感じず、前日、前々日と仕事は夜勤続きだったにもかかわらず、眠気もありませんでした。すっかり夜が更けたころ、鶉野飛行場跡付近で出されていた、スタッフエイドで温かいものをいただきました。気温が下がっていただけに、大変ありがたかったです。Tシャツの「矢田川走友会」の文字を見られて「長い帰宅ランですね」と、言っていただきました。まさにその通り!と、あらためて兵庫縦断をやっているんだと実感しました。
 記憶があいまいになっているのですが、この前後のころに、パトカーがやってきて職務質問をされました! まあ、こんな時間にこの格好で、どう見ても怪しいですね。大会の説明をして、これから日本海を目指していることを話すと、お巡りさん 2 人共かなり驚いていました。別れる際には応援していただきました。
 中国自動車道脇のコースに入った頃は、人気もなく段々と町から離れているんだなあと感じました。途中で、加西サービスエリアの駐車場が見えると、ゴールデンウィーク中ということもあり、車中泊で埋め尽くされていました。その先のCP2は、またも単純なルートミスで、大回りしてしまいました。日付が変わり、 2 20 分にCP2セブンイレブン福崎井ノ口店に到着しました。食料はコンビニで買いますが、そこでは食べずに時間を稼ぐために、常に動き続けながらの食事でした。
CP2~CP3
 CP2を過ぎて、市川沿い、播但連絡道路などが見えてくると、馴染のあるコースとなってきます。鶴居駅を過ぎて、 312 号線へ入るころに 2 日目の夜が明けてきました。コースロスの心配がなくなると、かなり気分的には楽になったようでした。 7 時前くらいでしたか、日が昇り始めると、さすがに睡魔が来て、ヨーデルの森手前くらいに戸がしめられるバス停があり、ここで初めての仮眠をとることにしました。 20 分ほどでしたが、頭はすっきりとしました。そしてヨーデルの森にアルパカがいるのを横に見ながら生野峠を登っていくと「朝来市」の表示が!ついに但馬に入ったと、感激しました。
 90kの中間地点、生野ローソンまでは 22 時間の持ち時間?があるので、目標としては、 16 時間から 18 時間くらいで行ければ余裕かな、と思いました。結果的には、 21 時間かかってしまいました。
 生野までは、途中で何名かの方に「カトブンの方ですか?」と聞かれることがありました。生野のローソンでは、ロードバイクのグループの方から、応援の言葉をいただきました。
 
CP3~CP4~ふるさと香美町へ
  312 号線を播但朝来インター付近より、山の中へ入るのですが、ここからが長かったですね。途中では、雨にも降られましたし、だらだらと続く、この文章のようなルートでした。八代坂トンネル付近では、すでにリタイアしたと言われた方が、個人的にエイドをされていて、栄養ドリンクをいただきました。
途中で、このような好意に出会えたことも大変力になりました。それに、斎神社でのスタッフエイドもありがたかったです。コンビニのない区間が30k以上続くため、用心しましたが、皆さんのサポートで苦労はありませんでした。
 建屋付近では、また睡魔が訪れて、バス停を探すのですが、なかなか見つかりません。建屋小学校を過ぎたあたりのバス停で 2 回目の仮眠をとりました。この時は、横になったとたんに、地面に落ちていくような、吸い込まれるような感覚があって、このまま眠るとヤバイかな?とも思いましたが、ここでも 20 分ほどで再スタートです。こういう、休憩とか仮眠のタイミングの取り方は、あきちゃんが的確に判断してくれて、大変助かりました。あきちゃんは、カトブン 2 回目ですし、他にナイトハイクは何回か経験しているので、頼りになりました。
 琴弾トンネル手前では、地元の歴史マニアの方がぴったりと付いてきて、色々説明してくれるのですが、どうも我々のやっていることが理解できないようで「車で送りましょうか?」とまで、言われてしまい、手作りのお守りまで持たされてしまいました。あとで、あきちゃんに聞くと「なんか、下手なことを言うと、後ろからいきなりブスッと刺されそうな感じがした」そうです。まあ、考えすぎでしょうけど、これだけ長い距離を行くと、色んなことがありますね。
 CP4の養父万久里ローソンくらいで、矢田川走友会の濱田さんから「今どこ?」の連絡。当初は、午後 8 時くらいには到着するかなあ、と思っていたのですが、村岡ファームガーデンの矢田川走友会エイドについたのは、深夜 12 時前となってしまいました。それでも、大勢の仲間に迎えていただき、大変感激しました。それに午後 11 30 分ごろ、その手前の市原地区あたりで、湯村温泉足軽会のラン友 2 名が、どうしても気になってと、会いに来てくれました。これもまた感激でした。色々と支えていただいているなあと、つくづく感じました。
村岡ファームガーデン~ゴールへ
 さあ、この後をどうするかが問題でした。本部としては、この時間に湯村カンツリーを越えるのは、安全対策上遠慮してほしいとのことです。 2 人共、足のダメージがけっこうあって、もう走れそうにないし、このままファームガーデンで朝を待って、それから浜坂まで間に合うのか、それが不安でした。あきちゃんとは、代替えコースとして、 9 号線をこのまま行って、歌長から照来方面へ入り、湯村温泉街へと入るコースを行けないものか、交渉してみようと相談していました。
 しかし、ファームガーデンへ到着して、たくさんのチームメイト、地元の方々に迎えていただくと、ドット疲れが出たため、その代替えコースを行くのはやっぱりやめて、仮眠をとることにしました。用意された場所は、畳で暖房が効いていて、おまけに座布団が豊富にあるという夢のようなところでした。先に到着された 10 名以上の方がすでに休まれていました。先のことを計算すると、朝までは長すぎるので、 2 時には起きて出発しようということにしました。横になると、即爆睡でした。後で、イビキがすごかったとあきちゃんに言われました。(まわりの皆さんごめんなさい)
 予定通り2時に起きて、外へ出ると、さすが村岡です。気温は 3 ~5 と、冬のような寒さです。この時期、コンビニでは使い捨てカイロを売っていないと聞いていたので、家に余っているのを持ってきて正解でした。ローソン和田店では、知り合いが店員をやっていて、とんでもないことをやっていると、驚かれました。ここからは、しばらく私の通勤路であり、村岡ダブルフルのコースを逆走します。柤岡へ上がるころには夜が明けて、後ろから、この参戦記にも投稿されている、村場さんと前田さんが追い付いてこられました。CP5湯村カンツリーを過ぎるまで、この4人で進みました。お二人とも、大会経験が豊富で大変興味深いお話しを聞かせていただきました。
 温泉街が近づくと、矢田川走友会の濱田さんがカメラを構えて待っています。やっぱりこの方を見ると、ホッとしますし、元気もいただけます。湯村温泉足軽会のエイドは、前日にすでに撤収されていたのですが、この日も何名かの方が自主的にエイドをされていました。そこには、昨年末に急に亡くなった、ラン仲間であり、職場の同僚の写真が出迎えてくれました。昨年までは、足軽エイドの一員として、大会をサポートしていました。今年は、ここで出迎えてほしかっただけに残念でした。写真に向かって「帰ってきたぞ」と話しかけました。
 そこからは、浜坂まであとわずか。ゴールデンウィーク中であり、道路は渋滞気味でした。その中、地元のラン仲間が、たびたび声援を送ってくれました。山陰線の踏み切りを越えて、加藤文太郎記念図書館が見えるころには、とうとうゴールだという喜びと、終わってしまう切なさを感じました。それでも、気持ち的には冷静で、こんなものかな、と思っていたのですが、日本海が見えたとたんに、感情が湧き立つ感覚があって、涙があふれてしまいました。
 兵庫県人の自分にとっては、どんなウルトラな大会よりも、兵庫県を縦断するということに魅力を感じました。幼いころから、自分の足でやれるのかな、という思いはありました。今回、その機会をいただいて完踏することができ、子供のころからの夢がかなった思いです。実行委員の皆さんに感謝したいですし、チームメイトのあきちゃんがいなかったらゴールは難しかったものと思います。それに自主的にサポートしていただいた方、湯村温泉足軽会、矢田川走友会の仲間にもお礼が言いたいです。
 ありがとうございました。来年は復路でお会いしましょう。